末期がんの完治メソッド

末期がんの完治メソッド【The Power of Immunity】〜免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート〜

02_腸内細菌が酵素を作る

腸内酵素を作る腸内細菌

 

腸内には1000種類、1000兆個とも言われる微生物が棲みついている。
これらの微生物は

  • 乳酸菌、ビフィズス菌を代表とする善玉菌
  • 大腸菌、ウェルシュ菌といった腐敗菌などの悪玉菌
  • 普段は善悪どちらでもない顔をしていて体調が崩れたときに悪玉菌になってしまう日和見菌

の3つに分けられる。

 

参照: 腸と腸内細菌(腸内フローラ)

 

近年、こうした腸内細菌が健康に与えるよい働きも悪い働きも、腸内細菌が作り出す「腸内酵素」によって行われていることが判明されてきたという。

 

2010年に発表された、腸内細菌全体の遺伝子の数を比較する研究データによると、人間の遺伝子の数は約2万2千個であるのに対し、腸内細菌の遺伝子の数は約330万個もあったそうだ。
酵素はDNAにある遺伝子を設計図として作られるので、腸内細菌が持つ酵素は人間のなんと約150倍にもなる。

 

肝臓は、解毒や代謝、合成や排出など、多くの種類の酵素を作って体を支えている重要な器官であり、体内酵素を作る臓器としてはダントツ。
腸内細菌の遺伝子の数が人間の150倍もあったという発見は、肝臓よりもさらに多くの酵素が腸内細菌によって作られていると言える。

 

人が作る酵素(体内酵素)は、例えば、野菜などに多く含まれる多糖類の多くを分解できない。
また、大豆イソフラボンや、海藻類も実は人の酵素だけではうまく分解できない。
腸内酵素がこういった体内酵素が対応できない部分も広くカバーしてくれることで、私たちの健康は保たれている。

 

つまり、腸内環境を整え、腸内細菌(善玉菌)を元気にすること=体の酵素力アップ=健康・美容・アンチエイジング ということにつながる。

 

 

腸内酵素の働き

腸での栄養素の合成や吸収は、腸内細菌が作る酵素によって支えられている。
善玉菌が優位のよい腸内環境では、体によい影響を与える酵素がたくさん作られ、腸での栄養素の合成や吸収を支えている。

 

免疫機能のバランスを整える…
体全体の80%をも占める腸管免疫。
乳酸菌やビフィズス菌は、酵素によって免疫細胞を刺激する物質を作ったり、酵素の働きで自分の細胞に免疫を促進する働きをする成分を作り出したりしている。
またアレルギー反応など、免疫の過剰反応を抑える作用の成分を作り出し、免疫機能のバランスを保っている。

 

栄養素の合成…
腸内細菌が作る酵素によって、短鎖脂肪酸エクオール、ビタミンK(複合的に骨を丈夫にする)やビタミンB、葉酸などが作られている。

 

そのほか、抗菌物質を作って食中毒から防御したり、コレステロールを吸着して体外に排出したり、幸福物質「セロトニン」を腸内で作ったりなど、腸の新陳代謝の向上、栄養素の合成、免疫の活性化、生活習慣病の予防など、数多くのよい働きが行われている。


 
闘病レポート 生活の心得 解説 診断 その他 コラム