末期がんの完治メソッド

末期がんの完治メソッド【The Power of Immunity】〜免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート〜

02_優れたエネルギー源「短鎖脂肪酸」

ケトン体と短鎖脂肪酸

ブドウ糖に替わる、より優れたエネルギー源となる短鎖脂肪酸には、2つの産生経路がある。

 

  • 体内でつくられる短鎖脂肪酸=「ケトン体」

    体内のブドウ糖が枯渇した時、体は脳にブドウ糖に代わる “代替エネルギー源” となる脂肪酸を届けなければならないが、体内にある脂肪酸は “分子が大きい脂肪酸” であるため、血液脳関門を通過できず、脳にブドウ糖の “代替エネルギー源”を届けることができない。このままでは脳細胞が死滅してしまうため、体は何とかせねばならない。
    そこで、肝細胞のミトコンドリアに一役買ってもらい、この “分子が大きい脂肪酸” を “分子が小さい脂肪酸”=短鎖脂肪酸へと作り変えたのが「ケトン体」である。
    ケトン体が高いほど抗がん作用が強くなるという。
    (米国ニューヨーク州のアルバート・アインシュタイン医科大学の放射線科のグループからの研究)

  • 食事から摂取する短鎖脂肪酸

    食物繊維はヒトの消化酵素では消化されない「難消化性成分」であるため、消化されずにそのまま小腸を通り抜けて大腸へと運ばれる。そのうち「水溶性食物繊維」が大腸の腸内細菌に発酵分解されて『短鎖脂肪酸』が生成される。つまり腸内細菌の「代謝産物」「発酵産物」。
    腸内細菌からの有り難い「贈り物」なのだ!
    *この腸内細菌からの「贈り物」が人には重要で、短鎖脂肪酸以外にも様々発見されており、肥満防止、老化予防、糖尿病予防、アレルギー予防などをもたらすと言われている。

 

 

 

食品から短鎖脂肪酸をダイレクトに摂る?

短鎖脂肪酸を、腸内細菌を介して間接的に摂るのではなく、食品からダイレクトに摂ることはできるのだろうか?
飽和脂肪酸と中佐脂肪酸の関係
上表のとおり、『中鎖脂肪酸』『長鎖脂肪酸』は、比較的多くの食品から摂取できる。
しかし『短鎖脂肪酸』だけは、食品から満足に摂取するのがかなり難しい。

 

上表では『短鎖脂肪酸』は「酢」と「バター」から摂取できると載っているが、果たして「酢」と「バター」から大量に摂取できるか・・・。
がん患者にとって「乳製品はがんの増大を促進させる “促進剤” となる」のが医学的に解明されていることから、がんが改善するまでは「バター」はNG。

 

「酢」は発酵食品で体には良いとしても、この「酢」だけから『短鎖脂肪酸』を大量に摂取するなどというのは、ほぼ無理な話。
このように『短鎖脂肪酸』は、食品からダイレクトに大量摂取することはできないに等しいのだ。

02_優れたエネルギー源「短鎖脂肪酸」 関連ページ

01_がんのエサはブドウ糖
03_短鎖脂肪酸によるがんの食餌療法のヒント

 
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