末期がんの完治メソッド

末期がんの完治メソッド【The Power of Immunity】〜免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート〜

01_スプラウトとスルフォラファンについて

スプラウトとは?

スプラウトは、「種」を発芽させた野菜。
種には、これから植物が大きく成長していくための栄養素がぎっしり詰まっている。
その栄養素の塊である種を発芽させると、新陳代謝がさかんに行われ、たくさんの酵素が生み出される。
また、種の状態では存在していなかった栄養素も大量に作りだされるのだ。
つまり、栄養豊富な「種」が「発芽」することにより、「食物酵素」と「さらに多くの栄養素」を獲得した状態がスプラウト。

 

酵素とは?のページのとおり、酵素は人間の体になくてはならない重要な要素だが、スプラウトは、その補助となる食物酵素をはじめ、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルなどさまざまな栄養素を豊富に、しかも手軽に摂ることのできるとっておきの野菜。
まさに生のサプリメントというわけだ。

 

 

スプラウトの種類

育て方や食べる時期によって大きく4つに分類できる。

 

  • もやし型

    暗室のみで育て、緑化させないもの。緑豆もやし、大豆もやし、アルファルファなど

  • かいわれ型

    茎が伸びるまで暗室で育て、その後たっぷり光をあてて緑化させたもの。大根、ブロッコリー、レッドキャベツ、マスタード、クレス、豆苗、ソバなど

  • その中間型

    暗室で発芽後、緑化させたもの。主にブロッコリーに用いられている。ブロッコリースーパースプラウトはこの分類。

  • 発芽したてのもの

    発芽後すぐに種ごと食べるもの。発芽玄米など 。

 

 

選ぶときのポイントは「スルフォラファンが高濃度に含まれている製品」を選ぶとよい。
スルフォラファンが一定量以上含まれている製品には「BRASSICA(ブラシカ)マーク」がついているので、購入の際の参考にする。

 

BRASSICA(ブラシカ)マーク

 

←BRASSICA(ブラシカ)マーク

 

スルフォラファンとは?

 

1994年アメリカのジョンズ・ホプキンス医科大学のポール・タラレー博士によって、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという物質が、強いがん予防効果を持つことが明らかにされた。

 

スルフォラファンの作用は以下のとおり。

 

解毒作用(がん予防)

タラレー博士が着目したのは、ある代謝酵素。
その酵素は、がんの原因となる発がん物質や、活性酸素を解毒し、体外に排出するという働きがある。
スルフォラファンは、その解毒酵素を生成するスイッチを入れる働きを持ち、体内の酵素を増やしてくれるのだ。
しかも最近では、スルフォラファンにアポトーシス(がん細胞を自滅させる働き)があり、がんの予防だけでなく、初期のがんにも有効であることが新たにわかった。
がん予防とスプラウトの関係は、他の研究機関でも進められており、乳がん、前立腺がん、肝臓がんや大腸がんなど各種がんの予防について効果が報告されている。
イリノイ大学のエリザベス博士によると、ブロッコリースプラウトひとつまみ(約8〜10g)を週に3〜4回とれば、がんになるリスクを50%軽減できるそうだ。

 

 

抗酸化作用

スルフォラファンの抗酸化作用は、ビタミンCやビタミンEといった代表的な抗酸化物質とは異なり、長時間作用し続けるという特徴を持つ。
ビタミンCが摂取後数時間でその効果を失うのに対し、スルフォラファンの効果は約3日間持続することができる。
これは、スルフォラファンの抗酸化作用が抗酸化酵素によるものであり、スルフォラファンがこの抗酸化酵素の生成を促すという間接的な働きをするためだ。

 

 

新陳代謝アップ

毒物などを細胞外に排出して細胞を内的・外的な環境の変化から守る役割を果たしているのがグルタチオンという細胞内の抗酸化成分。グルタチオンは人間の体内で生産されるため、外部から補うことはできない。
スルフォラファンは、そのグルタチオンの生成を促す作用がある。
グルタチオンによって下記の成果が得られる。
・体内毒素の解毒(デトックス作用)
・抗酸化作用により活性酸素を無害化
・細胞分裂が活性化され、新陳代謝を促す

 

 

ピロリ菌殺菌

スルフォラファンには胃がんの原因の1つといわれているピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の殺菌効果が報告されている。
タラレー博士の研究グループによると、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者から摂取した48株のピロリ菌全てに対して、スルフォラファンは制菌・殺菌効果をあらわした。
抗生物質の耐性を持った菌株でも殺菌効果がみられた。
また、筑波大学の谷中昭典博士による臨床試験では、スルフォラファンを多く含む発芽3日目のブロッコリースプラウトを1日70g、2ヵ月食べ続けたピロリ菌感染者に、菌の減少が確認された。

 

ピロリ菌は強い胃酸の中で生息している菌だけに、除菌はとても難しいらしい。
殺菌の薬もあるが、多くの場合副作用を伴い、なかには薬に耐性がある菌も生じる。
自然の食品でピロリ菌を減らすことができるなら、それに越したことはない。

 

 

その他

スルフォラファンには皮膚や眼への紫外線によるダメージを防御する効果や、肝がん・高血圧・心臓病の予防効果なども報告されている。


 
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