末期がんの完治メソッド

末期がんの完治メソッド【The Power of Immunity】〜免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート〜

02_糖鎖の宝庫 ヘミセルロースとは?

植物には骨がないが、ひとつひとつの細胞がしっかりとしたコンクリートブロックのような壁をもっていて、それが植物全体を支えている。
細胞壁をつくっている材料の一つが、食物繊維の一種である、ヘミセルロースと呼ばれる高分子の糖質。

 

ヘミセルロースとは、私たちの身近にある植物、イネ、小麦、トウモロコシなど、イネ科の植物に多く含まれる成分ということだ。
植物の中でも、特に穀類は多くの実をつけ、旺盛な繁殖力を持つことから食用に適しており人類のエネルギーの根源となっている。
それだけ「生きる力」=種子の生命力を守る力が強い植物と言える。

 

緑色に光っているのが糖鎖成分

米の胚芽部分を守るように、米のまわりを包み込むヘミセルロース(緑色に光っている部分)。胚芽は米の命。その命を守っているのがヘミセルロース。米の糠(ぬか)部分に豊富に含まれている。


ヘミセルロース構造模式図
ヘミセルロースは模式図に示すように、キシロースやアラビノース、ガラクトース、グルコース等多くの種類から構成される複雑な糖のかたまりで、様々な糖鎖をその構造中に有している。
まさに「糖鎖の宝庫」。
自然界でこんな複雑な構造の糖質はない。

 

この複雑な自然界のヘミセルロースそのものは、そのまま食したとしても、高分子で不溶性のため、単なる食物繊維として、腸管から吸収されずに通過し排泄されてしまうので、「糖鎖」として細胞とかかわりを持つことはなく、免疫を活性することはない。

 

ヘミセルロースの素晴らしい生理活性作用を生かすためには、体内に吸収できる形に「食品加工」を施さなければならない。
そのために、ヘミセルロースを酵素を用いて加水分解し、有効性を保ったまま超低分子化(分子の切り分け)という加工を行う。
それが低分子ヘミセルロース誘導体

 

つまり自然界の「ヘミセルロース」と、「低分子ヘミセルロース誘導体」は異なる分子構造を持っている全くの別物なのだ。

 

この「低分子ヘミセルロース誘導体」が腸管から吸収された場合、生体で相当刺激的な反応が生じる。
しかも糖鎖構造中に、免疫細胞と容易に結合する性質の糖鎖が存在すれば、安定した免疫強化作用が発現するというのだ。

 

ヘミセルロースとはそれほど魅力的な潜在機能を持つ糖鎖の宝庫なのである。

 

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ヘミセルロース誘導体についての論文

低分子ヘミセルロース誘導体に関しては、左に示すような数多くの論文がパブリッシュされ、それらの論文からヘミセルロースの主成分"アラビノキシラン"が独り歩きをし、昨今、あたかもアラビノキシランそのものを摂れば強い免疫強化作用があるかの如く伝えられ、誤解を招いている。


 

「アラビノキシラン」と名のつくものは数あれど、・低分子化・水溶化という工程がなされ、活性糖鎖を含有した低分子ヘミセルロース誘導体でなければ、いくら摂っても免疫活性にはなりえないので注意が必要だ。

 

微量で生化学反応を起こす物質を生理活性物質という。
低分子ヘミセルロース誘導体は、mg単位で免疫強化作用が現れる生理活性物質だが、単なる“アラビノキシラン”にはそのような作用はない。

 

父が取り入れていたのは、紫黒米由来の低分子ヘミセルロース誘導体のことである。


 
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