末期がんの完治メソッド

末期がんの完治メソッド【The Power of Immunity】〜免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート〜

05_身体に悪い油と健康を促進する油

油(脂質)を摂ると生活習慣病云々になる〜などという風潮があるが、とんでもない話で、脂質は身体に絶対に必要な栄養素の一つ。
ところが脂質は、「病気を生む」原因にもなるし、「健康を促進する根源となる」こともある。
それは脂質が、60兆ある細胞の膜を形成し、筋肉、内臓、神経、血管などのパーツを形成する原料だからである。
問題は、その油の質と量。どのような油をどれくらい摂るかで健康を大きく左右する。

 

油の種類

油=脂肪酸は、飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸に大別される。
さらに不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と、多価不飽和脂肪酸に分類される。

●飽和脂肪酸   ●不飽和脂肪酸

一般に固形
乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれる
主にエネルギー源の役目を果たす
パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、酪酸など

 

常温では液状
植物油に多く含まれる
身体の各種細胞膜の大切な構成成分
◆一価不飽和脂肪酸…オレイン酸
◆多価不飽和脂肪酸…リノール酸、γ-リノレン酸、α-リノレン酸、EPA、DHAなど
*リノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸は体内生成が出来ないので、”必須脂肪酸”と呼ばれる。

脂肪酸組成(%)

脂肪酸の分布 

*文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会「五訂増補日本食品標準成分表脂肪酸成分表編」より

 

不飽和脂肪酸の分類

  • リノール酸…オメガ6脂肪酸

    からだの組織が正常に機能する上で必須だが、現代は摂取過多。
    大豆油、コーン油、マヨネーズ、サラダ油 などに多く含まれるが、オリーブ油やごま油などほとんどの油にも含まれる。

  •  

  • γ-リノレン酸…オメガ6脂肪酸

    母乳や一部の植物、海藻などに含有される貴重なオメガ6脂肪酸で、必須脂肪酸でありながら普段の食生活からでは摂取が難しい栄養成分。

     

  • α-リノレン酸、EPA、DHA…オメガ3脂肪酸

    現代に不足している必須脂肪酸。
    α-リノレン酸から、脳細胞の活動を支えるEPA[エイコサペンタエン酸]、DHA[ドコサヘキサエン酸]が体内で作られる。
    α-リノレン酸は、フラックスシードオイル(亜麻仁油)、インカインチオイル、エゴマシソ油などに多く含まれる。
    またEPA、DHAは、おきあみ、サバやイワシなどの青背魚などからダイレクトに摂ることができる。

     

  • オレイン酸…オメガ9脂肪酸

    悪玉コレステロールだけを下げる効果、胃酸分泌コントロール、腸壁を柔らかくして便秘改善などの効果がある。体内でも作り出すことができ、また、酸化しにくい特質を持つ。EXオリーブ油、高オレイン紅花油などに多く含まれる。菜種油もオレイン酸リッチ。ごま油、米油はオメガ6と半々程度。

     

    *いい油でも過剰摂取はエネルギー過剰になり肥満を招くため注意

 

 

身体に悪い油

 

1:トランス型油脂

本来液体であるべき植物油(不飽和脂肪酸)に水素を添加させ、人工的に油の性質を変えて固体化したもの。
分子構造はプラスチックにそっくり。
マーガリンやショートニングが有名。

マーガリンとバターの実験

窓際に何年も置いて光や空気、自然にある細菌その他にさらしても少しも変化しない。
カビも生えないし、昆虫が卵を産みつけることもなければネズミが食べることも、ゴキブリが寄ってくることもない。

写真は、マーガリンとバターで実験したもの。

http://holisticfaith.com/how-to-be-healthy/are-ants-smarter-than-humans/
右上がマーガリン、左下が低脂肪マーガリン、右下がバター。アリも食べないものを食べられる?


トランス型油脂は身体に役立つ機能はほぼなく、老化やがんの原因「活性酸素」を極めて多く作り、脂質代謝を阻害し脂肪細胞だらけの肥満体質を作り、動脈硬化を極めて促進させる。
フライドポテト、ピザ、ドーナツ、食パン、カップラーメン、ケーキ用小麦粉、冷凍チキン、パウンドケーキ、コーヒーミルク…などに使われる。
*トランス型油脂は、すでに海外ではオランダ、デンマーク始め販売中止となっている。

 

 

2:酸化した油

酸化した油(過酸化脂質)=腐った油。
これそのものが「活性酸素」であり、細胞破壊や動脈硬化の元凶となる。
人間の細胞膜を連鎖的に破壊していくため、大変問題がある。
酸化した油の例…煮干し、干物、時間の経った天かす、何度も使い古したフライや天ぷら油、惣菜屋のフライや天ぷら、スナック菓子、乾麺で保存状態が悪いもの…など。

 

 

3:リノール酸油脂(オメガ6)の過量

リノール酸(オメガ6)は必須脂肪酸なのである程度は必要であるが、もう一つの、正反対の作用をする「オメガ3(α-リノレン酸など)」とのバランスがとれて、はじめてその良さが活きる油。
ところが今は、ほとんどの穀物や豆がリノール酸過多となり、極めて「リノール酸優位」(過剰摂取)の状態。

 

比率の理想は2(オメガ6):1(オメガ3)。
ところが現状ではなんと、16(オメガ6):1(オメガ3)以上の比率となっている!
(人によっては40:1なんて場合も!!)
ここまでバランスが崩れるとリノール酸の悪いところばかりが出現し、生活習慣病など、さまざまな疾病の原因となっている。

 

 

 

健康を促進する油

 

オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸、EPA[エイコサペンタエン酸]、DHA[ドコサヘキサエン酸])を豊富に含む油を積極的に摂る。

 

オメガ3脂肪酸を摂り続けると…

免疫反応のバランスを助け、関節や軟骨の健康、つやつやの美肌、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、ホルモンバランスの改善、血管保護、血液サラサラ、神経系や脳の機能促進、糖尿病、うつ、アレルギー、炎症を抑える、ドライアイの予防、便秘改善、花粉症改善…などの多才な効能が期待できる。
さらに、細胞の発がんとがんの転移を阻止することもわかってきている。

 

 

 

亜麻仁油(フラックスシードオイル)

フラックスシードオイル(亜麻仁油:あまにゆ)は、驚くほど治療効果のある自然物質のひとつ。(天然サプリとも言われている)
現在の食生活で不足しているオメガ3必須脂肪酸(α-リノレン酸)を約60%も含む。
α-リノレン酸は体内に入ったときEPAやDHAに変化する。

 

古代から病気予防のハーブとして知られており、「太陽のエネルギーをもつ聖なる油」としてエジプト、インド、ヨーロッパ、北アメリカなどで使われてきた。
その効果から、「魔法の油」「Food or Drug(食べ物か薬か)」と表現する専門家もいるほど。
※オメガ・ニュートリジョン社のフラックスシードオイルは「世界で最も安全ですばらしいフラックスシードオイル」として評価されている。

 

α−リノレン酸は非常に酸化しやすいので、加熱せず生食で、毎日スプーンに2杯程度摂る。(そのまま飲む、サラダにかける、飲み物に混ぜるなど)
保存は冷暗所で。離乳食の赤ちゃんからお年寄りまで、健康維持におすすめ。
※空気中では酸化しやすいα−リノレン酸だが、体内では活性酸素やフリーラジカルを消滅させ、それらの仲間である過酸化脂質を増やすことはない。

 

 

グリーンナッツオイル(インカインチオイル)

グリーンナッツオイルもα−リノレン酸を豊富に(約50%)含むオイル。亜麻仁油は多少味にクセがあるが、このグリーンナッツオイルはクセがなくとても摂りやすい。α−リノレン酸含有量は亜麻仁油に少々劣るが、とてもおいしいのでこちらもおすすめ。
インカインチオイルの最大の特徴は、オメガ3リッチにもかかわらず、天然の抗酸化成分を多く含んでいるので、炒め物などの加熱調理にも利用することができること。
またその抗酸化作用によって、酸化防止剤を無添加ながら比較的長い賞味期間をもつ。

 

 

クリルオイル

クリルオイルは「南極おきあみ」から抽出したオイル。

 

おきあみ…えびに似た形をしている動物プランクトンの一種。世界の海に分布していて、クジラやあざらしなどの主要なエサになっている。南極海には数種のおきあみが生息しており、この中で最も大型で数が多く、海洋資源として重要視されているのが南極おきあみ。

 

クリルオイルは、オメガ3脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの高度不飽和脂肪酸を豊富に含む。
亜麻仁油(フラックスシードオイル)やインカインチオイルなどのα-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換されて活用されるのだが、その変換能力が、どうやら日本人は西洋人に比べて若干劣る人が多いらしい。
日本人は古来から「魚」を食べてオメガ3脂肪酸を摂ってきたわけで、そこは当然、魚由来のものからEPA・DHAを直接摂る方が日本人には合っているということになる。

 

魚由来のオメガ3といえば「青魚」。
青魚に含まれるEPAやDHAは、中性脂肪に結びついていて、体内に吸収されにくいのと、高度不飽和脂肪酸が酸化されやすいという弱点がある。

 

それに対してクリルオイルのEPAやDHAは、リン脂質に結びついている。
リン脂質は、水と油の両方をなじませる性質(両親媒性)があるので、それによってクリルオイルは、魚油と違って水に溶けるという性質をもつ!
水に溶ける=大変効率よく体内に吸収される(魚油の約3倍の吸収率)
クリルオイルは、魚油に比べてとてもシンプルな消化経路をたどり、より効率的に吸収されるというわけだ。

 

高度不飽和脂肪酸の吸収が良いことに加え、「リン脂質を摂れる」ということにも注目。

 

リン脂質は、神経組織などに多く含まれ、全身にある60兆個の細胞膜の主要な構成成分。
また、血液中に存在する脂質の1つで、体内で脂肪がエネルギーとして使われたり蓄えられたりする時に、たんぱく質と結びついて血液中を移動する。
リン脂質にはいくつかの種類があり、よく知られているものが脳機能の改善によいとされる植物性レシチン。(大豆レシチンが有名)

 

リン脂質とEPA・DHAが結びついた組み合わせをもつクリルオイルを摂ることによって、亜麻仁油と同等以上の様々な効能が期待できる。
特に、脳機能改善効果(アルツハイマーやうつなど)は、イワシやサバといった青魚油より、少量でより高い効果が報告されている。

 

 

おきあみは体内にアスタキサンチンを持っているため、その強力な抗酸化作用によって酸化から守られてる。(クリルオイルもアスタキサンチンの赤い色)
またクリルオイルの製造は、海上ですぐにオイル加工し極力酸化を防ぐ方法を取られている。
これらによって、魚油よりも酸化されにくく安定している特徴を持つ。

 

また近海の青魚は昨今の海水汚染によって危惧するところもあるが、南極おきあみは、
地球上でもっとも化学汚染が少ない海域である南極海で漁獲されすぐに抽出すること
食物連鎖の基礎的な位置づけにあり、ほかの魚を食べて不純物をため込むというサイクル自体が存在しないこと(自身は植物プランクトンの生み出した太陽光からの第一次生産エネルギーを主栄養素としている)
上記から、安全性が大変高く安心して摂取できる。

 

…このように、クリルオイルは次世代の素晴らしいオメガ3オイルといえる。

 

 

写真のクリルオイル製品「南極の宝石」は…
ノルウェー・オリンピック社製の南極おきあみ油を使用。
同社のオキアミ油は、水揚げ後、船上にある食品加工工場で一次加工⇒甲殻除去のため、加水分解・低温真空乾燥が行われます。
加水分解・真空乾燥は、特許製法であり、殻に含まれる有害なフッ素化合物も除去しています。
その後、低温真空状態でニュージーランドに輸送され、「超臨界抽出法」(二酸化炭素媒体による低温抽出方法。低温のため高温状況下では劣化しやすい成分に影響が出にくく、不安な溶媒が抽出物に混入しないので、高品質・高純度となる)によって抽出されます。
※他社製品は水揚げ後、船上で冷凍され一次加工→抽出という手法がとられる

 

その抽出された高品質な南極おきあみ油に
トコミン<パーム(油やし果実)のバージンオイルから特許製法で抽出・濃縮
月見草オイル
が配合されています。
トコミンは、自然界に存在する全8種類のビタミンE(α,β,γ,δトコトリエノール、α,β,γ,δトコフェノール)がすべて含まれています。(ビタミンEは天然の抗酸化物質)
また月見草オイルは、必須脂肪酸のひとつであるγ-リノレン酸を豊富に含有。γ-リノレン酸は必須脂肪酸にもかかわらず、普段の食生活からでは摂取が難しい栄養成分です。

 

 

生食で亜麻仁油、加熱食にはインカインチオイル、そしてサプリメントでクリルオイルのEPA・DHAを摂る、というのがオメガ3脂肪酸のベスト補給。

 

賢い子孫を残すには、妊娠前から授乳期までは母親が、生まれて離乳食を食べてからは2歳位まで、オメガ3系脂肪酸をたっぷり摂るとよいそう。

 


 
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